ド素人が聞く!安眠クラシック~第一回~
家に山程あるのに消費しきれてないものとかありませんか?
ホットケーキミックスとか、パスタとか……
我が家にもあります。
クラシック音楽のCDです。
私の趣味じゃないです。父の趣味です。ざっと恐らく1000枚以上あるんですが、整理しきれていなくてよくわかりません。
ただ、これだけあるものを父だけが独占しているのって勿体無いな、と思いまして。クラシック音楽に無頓着だった私が私なりに消費することにしました。
私はわりと長いこと不眠、寝付きの悪さに悩まされているので、いかに安眠できそうかどうか、という点に注目して父に勧められた眠りやすそうなCDを聞いていく、という安直な企画です。そう、睡眠導入剤を超える安眠楽曲を探すのです!
不眠に悩んでいる方とかリラックス出来る音楽を探している方なんかに、あんまり役に立たなかろうがなんだろうが書き残すのです!
父曰く「何回も聞いたらわけわからんくなるで」とのことなので、
・一回だけ聞いた感想を残す
・眠れる度合いを五段階評価で記す
・だいたい夕飯後かの一番眠い時間帯で聞いてみる
このようなルールで書いていきたいと思います。
クラシック音楽に詳しい方からしたらあり得ない感想を載せたりするかと思いますが、生ぬるい目で大目に見て頂ければと思います。
ちなみに、私が普段よく聞いていて特に好きなアーティストはRadioheadで、最近なぜか再熱してるのは戸川純です。地雷臭?ファブリーズ、ファブリーズ……
~第一回目~マーラー 交響曲第五番 第四楽章 「アダージェット」
記念すべき第一回目はマーラー作曲「交響曲第五番」の第四楽章、「アダージェット」です。
父「『ベニスに死す』で使われた超有名な眠れる曲やで」
だそうです。マーラーもベニスに死すも名前だけしか知らない私……
渡されたこのCD。ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団演奏です。
父はカラヤン推しらしいんで嬉々として差し出してきました。巨匠中の巨匠のこと、私が色々言ったら怒られそうですけど、カラヤンってめっちゃかっこいいですよね。眉間にシワあるイケオジ大好きなんで父の気持ちは別方向からよくわかってるつもりです。
一枚目!眠くなる度★星3.5
早速聞いてみました!ゆったりとしたテンポではじまり、穏やかで入眠どころか永眠してしまいそうなハープと弦楽器の音が最初からとても心地よいです。
ぽかぽかした陽気の中で聞いて昼寝したくなるような、そんな感じ。
しかし、当然のことながら音が盛り上がる箇所もありました。私が「これは目覚めるな」と思ったボリューム大の箇所は計四箇所。全体が11分54秒なので単純計算で3分に1回はビクっとなってしまいそう。
しかも父が「カラヤンはレガート、音を切れさせずに演奏させるから音がうねるように重なっていく」という。たしかに音圧が凄い。静かだけど轟音、なんかmogwaiを思い出すような……あくまで私の感覚ですが。
ということで眠くなる度は厳し目に星3.5にしました。しかし、静かでゆったりなのに音圧があるって凄い。
- アーティスト: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団カラヤン(ヘルベルト・フォン),マーラー,カラヤン(ヘルベルト・フォン),ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2009/10/21
- メディア: CD
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二枚目!眠くなる度★星4
そんな感想を父に述べていたら、「ほんならこっちはどうや」と同じ曲の別の指揮者、オーケストラのCDを渡されました。ド素人がその違いをわかんのかよ……と思いながらも受け取ったのがこちら。
クラウス・テンシュテット指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団演奏です。
EMIわかる!そしてなんかボックスタイプでした。箱のデザインがすてき!
違いなんぞわかるわけないやろ~と思っていた同じ曲、別の指揮者、オケのCDでしたが、出だしから柔らかさが違う!こっちのほうが静か……?
そう、全体的に一枚目より更にゆったりで静かな印象です。音が大きくなる箇所は当然同じだけれど、音のボリュームも優しめに感じました。
父曰く、もちろん録音環境のせいもあるそうで、EMIのこのやわらか~い録音の仕方が苦手な人もいるとのこと。なるほどですが、寝られるかどうかという点においてはわずかに星0.5分アップです。
シンプルだと感じるからこその眠くなる度合いなのかな~
それにしてもこちらのほうがゆったり優しく感じるのに11分53秒とほっとんど秒数変わらないの凄いと思いました。私の感じ方なだけかもしれませんが……
Klaus Tennstedt Mahler: The Complete Symphonies
- アーティスト: London Philharmonic Orchestra,Tiffin School Boys' Choir,Ortrun Wenkel,Jorma Hynninen,Gustav Mahler,Klaus Tennstedt,Doris Soffel,Trudeliese Schmidt,Nadine Denize,Edith Mathis,Lucia Popp,Elizabeth Connell,Edith Wiens,Felicity Lott,Richard Versalle,London Philharmonic Choir,Southend Boys' Choir
- 出版社/メーカー: EMI Classics
- 発売日: 1998/10/09
- メディア: CD
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さて、このようなゆるゆるレビュー?で終えさせていただきますが、いかがでしたでしょうか。
クラシック音楽って敷居高めなイメージが私もあるんですが、アホほど聞いてる父本人が敷居0cmって感じのフラット、むしろマイナスな人間なんで、私もそんな感じを習ってまた眠くなりそうな音楽を消費し、良き睡眠を摂取していきたいと思います。